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リトルスター第二章

          第二章今の地球の姿…。戦士誕生!

「うそ、だよね。」
「何が起きたんだ…。」
「ここって、日本の発飛場だよね。ここに住んでた人々は?」
「わからない。」
「なんで!どうしちゃったの?」
「こい!!」
「えっ?何?」
「いいから、地球のほうのアリアスコンピューターの部屋に行って何があったのか調べよう。」
二人はアリアスコンピューターのところに走った。
「ハァハァ。こ、ここだったよな?」
 そういうとハルはサキと二人で扉の中へ入っていった。そして、その中の2つの扉を越えたところにパスワードを入れなければ通ることのできない場所に差し掛かった。
二人はリトルスターのアリアスコンピューター用のパスワードを入れてみることにした。
「え~っと。パスは。{始まりの星}と。OK!」
「パスワードが違います。パスワードが違います。」
「あれっ。やっぱり違う。」
「けど、前はこっちもおんなじパスワードだったんだよね?」
二人はリトルスターでパイロットたちがパスワードを言っていたのを思い出した。
「パスワードは何だ!!」
「{破滅の星}だと思います。」
と、どこからともなくそんなよく通る声が聞こえた。
「よし、{破滅の星}と、これで開くか。」
ガコン。扉が開いた。
「ねぇ、ハル。あれ誰の声?」
「え、サキじゃねーのか?」
「ううん。違うよ。」
「まあいい。いくぞ!」
「う、うん。」
中にはとても大きな画面のコンピューターがあった。
「すっげー。俺にはとてもじゃねーけど動かせねーや。」
「私もわかんないよ。こんな大きいの初めて見たし。」
「私がやりましょう。」
「えっ?誰?」
そういうか言わないかの間に入ってきた女の子はコンピューターの前に立ちキーボードをすごいスピードで打ち始めた。
ピーー。カシャン。
「これでメッセージが聞ける。」
ピピピ
「わっ動いた!」
「私は日本のアリアスコンピューター。最後に残っているメッセージをお伝えします。
 この、、、世界、、、は、ほ、ろびる、、。以上です。
私の中でいうべきことがあります。今ここにいる五人の戦士たち。あなたたちはリトルスターがこの星と同じことにならぬようリトルスターを守るのです。あなたたちは選ばれた戦士です。リトルスターに移住した一万人の中では六千人が子供です。その中でも20名ほどの昔から決められた戦士がいます。どうか、リトルスターを救われよ…。」
…。
「戦士って?」
「私たちは生まれたときから決められているのです。」
「そう、それが定めなのよ。」
車椅子に乗った少女ともう一人少女が現れた。
「お前たちはいったい?」
「私は、小山尚。今私の家にいる鳥が私は戦士だということを教えてくれました。」
「私は山本明日香。ナオから聞いて一緒に来たわそしてここにいるのは水山亜美。この子は生まれつき耳が聞こえないの。」
「ところであなたたちのなは、上野春輝君と倉間咲紀さんよね?調べているからしってるわ。」
ナオが丁寧に言った。
「けど、私たち戦士って言ったって何の能力も持ってないよ、
「いいえ、それはあなた方が気づいておられないだけです。」
「まぁ、こっちにきなよ。」
アスカがきつい口調で言った。するとなにやらアミがアスカに何か言っているようだった。
「まぁ、言われたとおりついていこう。」
「うん。」
 20分ほど歩いたところに扉があった。
「ここは、私たち3人が移住する前に作ったシェルターです、中のほうへ。」
「はい。」
中には2重扉や自家発電装置などさまざまなものが設置されていた。
「すごい!」ハルはそれしかいえない。
「では、もう一度自己紹介からしましょうか。私の名前は小山尚。ナオって呼んでください。12歳です。」
ナオはすらっと言うと5人のイスを出して座れるようにしてくれた。
「私は、山本明日香。アスカって呼んでください。14歳。10歳のとき事故で両足が不自由になりました。よろしく。」
アスカは少しくらい口調でそう言った。
すると、アミが紹介を始めた。
「私の名前は水山亜美です。アミって呼んでください。13歳です。私は耳が聞こえませんが、どうぞよろしく。」
「アミさんって耳が聞こえないんだよね?どうして普通に言葉が喋れるの?」
サキが聞いた。
「それは後に分かります。」
アミが迷わず言った。
「次はあなたよ春樹君。」
ナオがいった。
「オレの名前は上野春輝。14歳。ハルでいいぜ。よろしく。」
ハルは少し照れながら言った。
「私の名前は倉間咲紀。サキって呼んでね。14歳です、よろしく。」
「では、一通り終わった所で説明しましょう。私たちは…。アリアスコンピューターで言われたとおり選ばれた20名の戦士の中の一人です。一見普通の人間に見えますが体のつくりは特別で、生きていられる平均寿命は1000年といわれています。成人しなるとそこから体の細胞の発達は止まります。そして寿命まで生き続ける事ができます。1000年生きるか途中で生きるかはそのときによって変わります。」
「でも俺たちの親は普通の人間だよな?」
「はい、しかし私たちは生まれるほんの少し、20~30年前に同じ姿で生まれてきたのです。特別な事故や病気をのぞいて…。ですから、なにかで不治の病などになれば普通の人間同様死に至ることでしょう。」
「そんな…。」
サキには信じられなかった。 
「まず、生前の記憶を取り戻さなければなりません。まあ、それは今後、私たちのやるべき事を進めていけば分かることです。」
ナオはこのように事細かくいろいろと説明してくれた。
「なぁ。それは、だいぶ分かったけどナオたちはここにいたんだろ?地球で何があったのか教えてくれよ。」
ハルは聞いた。
「いいでしょう。お話します。」
ナオはそう答えると。パソコンのほうへ向かい何かをし始めた。
「まずこの映像を見てもらえますか?これは地球のさまざまな場所でとられた映像です。今見ているのはちょうど半年ほど前の姿です。」
「えっ!半年前って私たちが地球を飛び立ったときだよね?」
「そのとおりです。あなたたち2人と私たち3人が飛び立ったその日からさまざまなものが、そして敵たちが地球に現れ人々は死んで逝き地球は滅びていきました。」
「じゃあ。リトルスターに行かなかった人たちは?」
「3分の1はなくなりました。しかし残りの人たちは敵の元へ…。」
「今どうしてんだ?」
ハルはきつい口調で聞いた。
「落ち着いて聞いて、ハル。敵の元へ行ってしまった、連れられた人々は心をとられた。その心を取り戻すのが私たちの役目なの。それをしていくうちに能力は上がるわ。
けどね、私たちの能力が上がるということは敵達の能力も上がっていくことになるの。」
「それじゃあ、絶対に戦えってことなのか?」
「そういうことよ!私たちだってわかんないんだから!」
アスカが言った。 
「アスカ!!」
「何よナオ!」
「「アスカはどうしてそんな風にしかいえないの?このごろ誰にでも言い方きついよ。」
ナオがきつい口調でアスカをしかるとアスカは泣き出してしまった。
「じゃあ!どうしろって言うのよ!! 」
アスカがそういうとアミが。
「アスカ最近ずっと怒りっぽいよ。何でそうなのかはあなたじゃないと分からないけど少しくらい話してくれてもいいんじゃないの? 笑えないのもそのことが原因じゃないの?」
「そんな事いったって、誰も私の話なんか聞いてくれないじゃない!」
アスカは混乱気味になっていた。
「だからって、人にきつく言うのは間違ってるんじゃない?聞いてくれないんじゃなくて話そうとしないんじゃないの?もしかしてアスカはそのことは分かってるんじゃない?」
「そんなことはわかってる!」
アスカはそういうと外へ車椅子を走らせて行った。
「アスカ!」
「いいですよ。どうせすぐ戻ってくるでしょうから。」
ナオは追いかける気もなさそうだ。
「私、ちょっと行ってくる!」
サキはアスカをおって外へ走った。
「アスカー!!」
そう呼びつつ外へ行ったサキは外でとんでもないものを目にしてしまった。
そのとんでもないものとは…。                                                  2章完 メインへリトルスター第三章へ



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